12月1日(日),日本機械学会,自動車技術委員会で福井県永平寺町で実施中の
経済産業省・国土交通省の「高度な自動走行システムの社会実装に向けた研究開発・実証事業」のうち、2016年度から国立研究開発法人 産業技術総合研究所が幹事機関として受託し推進している「専用空間における自動走行などを活用した端末交通システムの社会実装に向けた実証」(ラストマイル自動走行の実証評価),視察に行きました.
車両はヤマハ製の市販カートを改造したものです.地上に埋設された電磁誘導線をセンサーで検知して制御するもので,軌道系に近い感じです.1960年代に機械技術研究所(現産業技術総合研究所)で実施されていた技術ですね.
このようなモビリティが過疎地域社会に対して受容されていくのか,活用されていくのかという実証実験中.ほか通信分野,遠隔操作などの技術的なものの検証も含めているようですが,視察当日は日曜日だったのですが利用者はまばら,近所の子供たちが楽しんで何週もしていました.
プロジェクト予算が終了した後にこのシステムを維持していくまでには,課題が多そうです.